映像から 〜ペテネラ〜

白黒時代のフラメンコの映像をみるのが好き。
あの陰影、立体感、惹き込まれる美しさがたくさんある。

習いたての頃は古いモノの良さも分からず、みても何も感じなかったけどね。
年月と共に自分が感じる視点も変化していくのは愉しいこと。
古典を通して、その時代に生きた人たちの想いや息遣いを感じて踊れることはとてもパワフルな繋がり(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎

そんな昔はちっとも琴線に触れなかったのに、ある瞬間から魅了された映像をチョッと紹介してみようと。
単純に私の好きなものを好きな視点で書いてますのでオススメとかではないです。
お暇なときに(๑>◡<๑)



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ひとつがこのペテネラを踊るマヌエラ・バルガス。
この静謐な佇まい、こんな世界を踊れるなんて、、、
な~んて感嘆したのは後々で、
一番最初にみたときは全く共感できず、白化粧のような姿・表情からは鈴木その子さん(料理家)が重なるし…、ひどいでしょ(笑)
2011年、何故か突然ペテネラを踊りたくなった私は師である踊り手のロシオに学びました。
ペテネラは「絶望」を歌ってる曲で、不吉な曲として、今でもヒターノ達は歌わない曲です。

わたし自身、それまでは全く興味の湧かない曲でしたが踊らせてもらえる時期って訪れるものです。
フラメンコはそうやっていつも私に差しだしてくれます。
次はコレだよって。

そんなで丁度その頃日本に来ていたロシオから学ぶ機会を得ました。
そこで教わったペテネラならではのブラソの使い方、マントンの纏い方、、、様々な要素を知れたことによって、沢山の視点の変化がありました。



こちらは現在に大活躍してるオルガ・ペリセットのペテネラ。
彼女は今の時代の新しい流れを取り入れつつ、古い伝統を継承してると、手の動きにもペテネラならではの動きが出てるょと。
古いものを知ったうえで見るとまた違う感覚を与えてくれました。



CD聴くとき、新しいものと古いもの両方を聴きなさいと、以前アドリアンに教わりました。
心に留めてる言葉。スグ忘れて、どちらかに偏りたくなっちゃうもんだからね(//∇//)





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ペテネラ踊った2011年3月@エルフラメンコ
この写真お気に入り❤︎(と言っても…、これ書くまで存在忘れてたーーっ( ̄▽ ̄)。

壯太さん撮影です。
衣装は羽生さん。羽生さんに作ってもらった衣装は時が経っても飽きないのです。






次回はタラントの映像にしようかなぁ。

続くか分からないけどね♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
















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